Feng Shui For Harmony And Balance In Your Life

風水とは

風水とは、自分が住む家の環境やインテリアを変えることで、もともと備わっているポテンシャル(潜在力)を最大限に引き出す技術です。 地球上にある「気」のエネルギーの流れる方向を把握し、その効力を利用することで、幸せで健康になる力を高めます。 数千年にわたる東洋文化の中で培われてきた伝統的な知恵です。

気のエネルギーは、目には見えませんが、私たちの心と体に大きな影響を与えます。 風水では、その流れる方向や強弱を読み取り、衣食住をはじめとする生活スタイルに活かしていきます。 それによって、気を体内に取り込み、能力を120%発揮できるようにしていきます。

気のたまる場所に住む

風水では、気のエネルギーがたまる場所には特徴があると考えます。例えば、北に起伏の激しい高い山を構え、南に川など水がある---などです。 気のたまる場所に住むことで、運勢が良くなります。「吉相」の土地や家に住むことでラッキーな人生なるということです。 古代中国でも、繁栄を望んで気のたまる場所に都や墓をつくっていました。

方位の把握

風水では、家や移動先の方位を正確に測定することが第一歩になります。 方位は、方位磁石を使うほか、Googleマップなどのスマホのアプリでも把握できます。

方位は主に8つ

風水には、主に8つの方位があります。 東西南北の4つと、西北、東北、西南、東南です。 つまり、360度を45度ずつに分けています。これを「八方位」といいます。 専門的な風水では、もっと細かく分けた24の方位を使います。

風水と「五行」の関係

風水術を実践するうえで、「五行」という考えは避けて通れません。 五行(ごぎょう)とは、世の中ものモノはすべて「木・火・土・金・水」という5つの要素で構成されているという考え方です。 中国で生まれた思想であり、東洋哲学の基本になっています。 例えば、家のインテリアでいうと、観葉植物は「土」、鏡は「金」、キャンドルは「火」になります。 方位でいえば、北は「水」、南は「火」、東や東南は「木」です。

足りない五行を補う

風水では、五行のバランスを整えていきます。 五行は偏りがなく、ちょうど良いのがベストです。 このため、足りていない五行は、開運するために最も必要だということになります。 不足していた五行が補われることで、運気が高まります。 体が健康になり、 頭脳もスッキリします。 物事が良い方向に回転するようになります。

ベストマッチ

もう一つ、五行で大事なポイントになるのが組み合わせです。 木・火・土・金・水という5つの要素には、お互いに相性があると考えられています。 相性が良い五行を組み合わせることで、運勢が良くなります。 風水では、家やインテリアの改良によって五行のベストマッチを目指します。

移動の風水

風水には、家や会社など「居る場所」に関する風水に加えて、「移動する方向」に関する風水があります。 移動の風水とは、引っ越しや旅行など自分が場所を移る際に使うテクニックです。 いずれの

旅行

旅行は手軽に気を取り入れる方法の一つです。吉方に滞在して地場のおいしい物を食べ、現地の水を飲み、温泉に入ってその土地の良い気を吸収します。わき水を持ち帰り、お茶や炊飯に利用すると効果が出るとも言われます。

生活に役立てる

風水は生活に役立てるものであり、のめりこみ過ぎて悩みのタネになるような存在にしないことが大切です。上手に使えば有効に機能する東洋の知恵も、こだわりすぎるとかえって心の安らぎやバランスを乱すことになりかねません。風水であなたの住生活を違った角度から見つめ直し、日常の行動の選択肢を増やすきっかけにしていただければと願っています。 (三上靖史/住宅鑑定風水インストラクター、風水セラピスト)